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  • 2011.06.10 Friday
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北京市郊外の地下壕遺跡へ

地道遺跡記念館 週末を利用して、北京市の東北郊外、順義区にある戦争遺跡 「焦庄(荘)戸地道戦遺跡」 を訪ねた。 かつての抗日戦や国共内戦のさいに、地元の農民たちが地下壕を掘り、「敵陣」 を迎えうった場所である。 地下壕の全長約16キロ。 現在は、そのうちの830メートルが修復されて、一般公開されている。
 昔ながらの北京の横町・胡同 (フートン) を訪ね歩く会 「胡同会」 の活動の一環だ。 この日の参加者は女性5人と小規模だったが (しかも私は新参者)、たくましき女性5人は一路、郊外の焦庄戸村へと向かった。

地下壕 北京市の中心部から約60キロ、東直門の長距離バスターミナルから出ている直通マイクロバスに乗り、約1時間半で目的地の 「北京焦庄戸地道戦遺跡記念館」 に到着。
 トウモロコシやカボチャの畑が広がるのどかな農村の一角に、でんと構える立派な記念館が目に入った。 1964年に 「民兵闘争史陳列室」 として創建され、2005年の 「中国人民抗日戦争勝利60周年」 にあわせて再建されたものだという。 市の重要文化遺跡であり、「全国愛国主義教育モデル基地」、「全国紅色 (革命) 観光」 の聖地でもある。

 記念館に展示された、当時の村長で指揮官のひとりでもあった馬福さんの銅像や、地下壕の模型、歴史パネルもさることながら、圧巻は、43年から46年にかけて掘り進められた地下壕の見学だろう。
瞭望楼 夏休みで訪れていた親子連れに混じり、ガイドさんの案内に従って、地下への急な階段をそろりそろりと下りてゆく。
 急にひんやりとした空気と、かびの匂いに包まれた。 高さは約1.8メートル、幅は一人が通り抜けるのが精一杯といったところ。 見学用に各所にすえつけられた電球が、煌々とあたりを照らしていた。

 迷路のように、縦横にはりめぐらされた地下壕である。 馬福村長らが、もともとあったサツマイモの地下貯蔵庫からヒントを得て、それをつないでトンネル式の通路にしたのだという。 
 防水、防毒の効果のあった 凹凸型の道、地下会議室、オンドル (北方の暖房設備) や井戸に設けられた隠れ出入り口、大型石うすのうす台に隠されたのぞき窓や射撃口など、いたるところに戦闘の工夫が凝らされている。 狭い通路を下りたり上ったりするうちに、メンバーのMさんがふともらした。 「もう足が笑っている……」

 ほんの1キロ足らずの地下壕を歩いただけだが、ゲリラ戦の過酷さを思い知らされたような気がする。 当時、ここが 「冀東 (河北省東部) 抗日根拠地」 に属した要塞だったこともあるが、農民が民兵となり、16キロもの地下壕で防衛した戦争とはなんだろう……と改めて思う。

 村の中央にそびえる、高さ18メートルの 「瞭望楼」 に上り、あたりを見渡してみる。 都会で見慣れた高層ビルはひとつもなく、地平線まで民家や畑がつづいている。 眼下の小屋ではブタやアヒルが、午睡中だ。
 今年も、8月15日がやってくる。 瞭望楼で、ふとそんなことが頭をよぎった。 日本人には避けては通れない終戦記念日である。 不安な思いをかき消すかのように、一陣の風がふいた。 私たちは雨脚を避けて、帰り道をいそいだ。


北京焦庄戸地道戦遺跡記念館 
住所: 北京市順義区龍湾屯鎮焦庄戸村
TEL: (010) 6046−1906
交通: 東直門の長距離バスターミナルから、焦庄戸行きの直通マイクロバスに乗車 (片道6元)
入館料: 30元

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  • 2011.06.10 Friday
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  • 16:05
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コメント
農家のおじさんが井戸から出てきた姿を見てから早4年・・・一度は絶対に行ってみたいと思っていたのですが、今回思い切って皆さんをお誘いしてよかったです。穴の中で色々考えさせられることがありました。
  • エイジアンナビゲーター
  • 2006/08/15 10:09 AM
コメントありがとうございます!
エイジアンナビゲーターさんのお誘いと取りまとめで、珍しいところへ連れて行っていただきました。ありがとうございました!
この時期、やはりいろいろと考えさせられますよね……。
三人の会員の方のブログを見せていただき、私も参加できなかったながら、いろいろと様子を知ることができました。今回は参加できずとても残念でしたが、いつか必ず行ってみたいと思います。当日昼間は雨に降られなかったようで、よかったですね。
Linjingさん、コメントありがとうございます!
私、雨女じゃないんですけどね。「胡同会」は雨に降られたことがないそうで、やっぱり私って雨女か?とふと思いました。
くだらなくてすみません、、、
これからもよろしくお願いいたします!
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